あくまでも一般的な話というか傾向ですが、どのような学校を卒業しているのかによって、年収や生涯賃金の額が変わると言われています。
実際にデータとして出ていますから、これは確かなのでしょう。
では、それは事務職にも当てはまることなのでしょうか。

事務職で重要なのは実務経験や資格

こと事務職に限って言えば、必ずしも学歴で収入が変わるということはありません
この仕事の年収は、だいたい200万円台の後半から300万円台の前半が相場となっています。
秘書のような少し特殊な職種となると350万円を超えるケースも出てきますが、一般的な事務職であれば280万円の年収で相場通りか、それよりも少し上であると言えるでしょう。

これは、高卒であっても大卒であっても、そして専門卒であっても、そこまで差がなく、似たような額になる傾向があります。

この仕事の給与額を決めているのは学歴というよりも、実務経験や資格など
特に重視されるのは経験で、すでに同じような職種で働いた経験があれば、転職直後から高水準の待遇を得られることも少なくありません。
逆に経験が全くない状態で採用されると、月収が10万円台という企業もあります。

職種や企業の規模によっては最終学歴が重要になる場合も

あるいは、職種によっても少しずつ年収額は変わってきます。
一例として秘書を上で挙げましたが、その他で言えば英語が扱えると有利になる貿易関係の企業や、営業部の業務をサポートする仕事など、少々専門性を持った職種に就くと、肩書きは事務所でも年収が相場よりも高くなる傾向があります。

このような職種や少し大きな企業で働くことになると、採用側は応募者の学歴を気にするかもしれません。
つまり、最終学歴が高卒の女性と大卒の女性が同時に応募してきたら、大卒の女性の方が有利になる可能性があるということです。

もちろん、それ以外の部分もチェックされます。
人柄や学歴以外の経歴、面接での受け答えやコミュニケーションなどを勘案して最終的には採否を決定しますが、それらで甲乙つけがたい場合、最後はどうしても学歴で選択する場面が出てくることも否定はできません。
ただ、その場合でも収入そのものに大きな違いはないでしょう。

専門卒の人の場合は、どのような学校を卒業したのかにもよります。
それこそ、簿記や経営学などを専門学校で学び卒業しているのであれば、採用には有利に働くはず。
それでもやっぱり、給与額が大きくアップすることは少ないのが現状です。

ほぼ全ての事務職の求人で「学歴不問」となっていますから、学歴があまりよくないと不安に思っている人でも、思い切って応募してみましょう。
頑張れば高学歴の人と遜色ないくらいの給与が受け取れるはずですよ。