ギャンブルは世界の様々な場所で人気を博しています。特にマカオとラスベガスは、どちらもギャンブラーが集まる世界屈指の地域です。この2つの地域でギャンブルを経験した方は、その環境の違いに気づいたのではないでしょうか。それぞれの地域に集まるギャンブラーは、それぞれに賭けの戦略や態度に特徴があります。
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このように、文化がギャンブル業界に大きな役割を果たしていると考えるのは不自然なことではありません。文化がギャンブルに影響を与える可能性をいくつか見ていきましょう。
リスク許容度に対する文化の影響
ギャンブルを楽しむ人の中には、予算以上にお金を使ってしまう人もいます。ギャンブラーなら誰もが、カジノで使う金額に限度があることを理解しているはずです。しかし文化の影響から、ギャンブル中にまともに予算について考えられなくなってしまう場合があります。アメリカ人のギャンブラーを観察してみると、特に男性は最終的に大金を失う可能性があるのにも関わらず理性を保てず、予算をオーバーしてしまう傾向があります。
またアジア人は、チャレンジするときの反応が異なります。アジア圏の多くのプレイヤーがスロットマシンに大金を注ぎこんでいます。アジア人は挑戦されるのを好む傾向があるため、マシンが勝負を挑んでいるように錯覚し、スロットマシンに夢中になってしまいます。
立法に影響を与える文化
文化は、ギャンブル産業に影響を与える法律のあり方にも影響を与えます。日本ではギャンブルに対して反対の意見が根強く、長年カジノは禁止とされてきました。近年では、国会もカジノを認めるようになりましたが、訪日外国人のカジノでの収入に対して課税したいという考えがあります。
日本はギャンブルを文化的観点から反対してきましたが、パチンコ店はその例外となっています。その理由は、パチンコが日本の歴史と文化の一部であるためです。100年前から存在しているため、日本においてパチンコは重要な生活の一部なのです。
このような状況は日本以外にも起こりうることです。例えば、ネイティブアメリカンの土地は神聖なものと考えられているため、カジノの運営は難しいというケースがあります。長老たちが認めてくれれば、一気に運営がしやすくなるのです。
文化の影響により、特定の日に支出が増える傾向
ギャンブル業界において、文化が重要となるもう一つの理由があります。それは、特定の日にギャンブルに大金を賭ける傾向があるというものです。例えば中華圏の旧正月には、マカオのカジノを訪れる人が増えます。多くの人がカジノに長く滞在しゲームを楽しみ、予算以上にお金を使っていく傾向があります。旧正月の雰囲気がギャンブルをするのに縁起がいいというだけで、マカオのカジノではこの時期に利益を増やすのです。
このように、ギャンブルと文化は密接に関係しています。文化という要素は良い意味でも悪い意味でもギャンブル業界に影響を与えると同時に、カジノで遊ぶプレイヤーにも影響を与えています。